トップ > 記事
:2025/03/29 :2025/03/28

キャンプは全身で自然を満喫するアウトドアイベント。

究極の話、外でテントもなく寝てしまえば、それを超えるアウトドアは無いのかもしれないが、家族や友人とより快適で楽しいキャンプをしようと思えば、それなりの準備が必要となる。

ただ、いざキャンプをしようと思って販売店で見てみても、何をどこまで揃えたらいいのかわからない…、もしくは、全部揃えるとお金がかかり過ぎて敷居が高いからと、なかなか踏み切れない人も多いはず。

そんな初心者に向けて、ベテランキャンパーの人にキャンプを始めた頃を思い出してもらいつつ、必要となるアイテムについて教えてもらった。

お話をお伺いしたのは

大分県キャンプ協会副会長の垣迫さん。

▲写真右端が垣迫さん

垣迫さんはキャンプ歴30年以上になるというキャンパー。今でもキャンプが好き過ぎて、外で過ごす時間が多いのだとか。コロナ渦を過ぎ、第2次キャンプブームが去ったと言われることもあるが、第1次キャンプブームのピークである1992年のもっと前から、垣迫さんはキャンプをし続けている。

キャンプブームが始まる前は、アウトドア専門店以外では当然のようにほとんどキャンプグッズは売られておらず、当時若くてキャンプに使えるお金も少なかったことから、買える価格で売っている場所探しや、日用品でもキャンプに使えるものを見つけては考えて使っていたのだとか。

まずは必要なものだけを揃えて、キャンプを始めた。

雨風を防ぐため、テントだけはないと始まらないので、現場系のテントを購入し、布団を積んで、必要最低限なものだけでスタートしたのだとか。外で過ごす時間の素晴らしさ、楽しさにすっかり魅了され、懐中電灯ではなく、ランタンだと快適だな。火起こしの時にこれがあると便利だな。と、自分のキャンプにとって必要なものをどんどん買い足していくうちに、なんとなく全部のアイテムが揃っていったのだとか。

今では最高のアイテムに囲まれ、用途によって使い分けも行えるほどになったが、大切なのは物ではないのだと語る。

自分なりに楽しめるキャンプに目線を合わせ、自分が楽しめるものを揃え、足りなかったり失敗したら買い足す。

みんな最初は初心者。
当然、守るべきルールはあるが、ルールの範疇で、自分なりの楽しみ方をすればいいのだ。

キャンプ初心者の基礎知識【道具編②】では、さらにベテラン2人を加え、最低限必要なものを教えてもらった。