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:2023/08/29 :2023/09/01

大分市神崎の田ノ浦ビーチに、ライフセーバーの取材に来てみた。( 田ノ浦ビーチの情報は本ホームページ oita-osoto.jp/spot/1122/ 参照)
ライフセーバーの仕事は別記事「ライフセーバーに聞く~水難事故を防ぐ海と人との付き合い方~」で紹介しているが、水難事故の防止ばかりがその業務ではない。
この記事ではビーチクリーンや自然保護の活動についてご紹介。

 

ん?

んんっ?

んんんっ?

もの凄くきれい…!

ビーチクリーンの意識が高まり、田ノ浦ビーチでは年間を通じて何らかの清掃活動が行われているが、もちろんライフセーバーは、ビーチクリーンにおける大きな役割を果たしている。

▲奥村栞菜さん 高校 3 年生
写真を撮らせてもらった時には、小さな糸くずみたいなゴミまで拾っていた

清掃活動の様子を見せてもらった。
海が荒れると大がかりな清掃を行うとのことだが、日々の清掃は常に行っている。ビーチに遊びに来た人たちが快適に過ごせるように、環境を維持できるように、誰かから言われたからではなく、ライフセーバーそれぞれが自主的に行っている。

確かに日々の弛まぬ努力がなければこの美しさは保てない。

遊びに来ていた親子もご満悦(なぜか同じポーズ、仲良すぎ)。大人はもちろん、子どもにも安全で安心なビーチだ。 みんながこんな顔でいられるのも、陰にたくさんの努力があってのことだ。

大分県ライフセービング協会理事長の尾田智史さんにビーチクリーンと自然保護についてのお話を聞いた。


「たくさんの素晴らしい体験ができるのは、全てかけがえのない海があってのこと。水難事故を防ぐだけではなく、美しい海を守り続けていくこともとても重要。目の前のことだけでなくその先にあることまで、常に考えて行動している」とのこと。


自然を守っていく上で、理想を語るのは簡単だけれども、それを実行し続けていくことは並大抵のことではできない。海、人、考え方…。全てがつながって、自然を守り継いでいくことができるのだと感じた。

大分県ライフセービング協会の取り組みに「ウミガメの保護活動」もある。


田ノ浦は、実はウミガメの産卵が行われているビーチ。ウミガメの生育において切っても切れないのが、最近よく耳にする「海洋プラスチックごみ問題」だ。
ポイ捨てされたペットボトルやプラスチック製のごみは自然環境においては完全に分解されない。ウミガメを始めとする海の生き物がプラスチックごみを餌と間違えて食べたり、体に絡んで傷ついて死んでしまったりする事例が相次いでいる。

そんな悲しい事態を無くせるよう、少しでも減らせるよう、大分県ライフセービング協会はウミガメの保護と生育、海へ帰す活動を通じて、海洋プラスチックのことを子どもたちに伝え、考えてもらう機会を作っている。

実際に海ガメの体内から出てきたプラスチックがこちら。
テレビでは観たことあるが、実物を初めて見た。釣り糸っぽいものからビニール袋、包装用のパッキンまで…。

その上で、尾田さんはこう語る。
「大切なことは現実を知ることだと思います。人は知らないことには興味を持ちません。見て、触って、臭いを嗅いで、味わって、成功して、失敗して…、知ると人は覚えて行動できます。ウミガメを守ろうと言っても、実際にその姿を見て、なぜそうなのか、どのような状態なのかを心で理解できれば、人は行動してくれます。」
頭ではわかっているが、こうやって実践している人の話には力がある。


何気なくゴミをポイ捨てする人と、糸くずひとつを拾う人。
これは海の話に限ったことではない。
先ずは知ることから、自然を守る活動を始めてみませんか?

一般社団法人大分県ライフセービング協会

ホームページ: http://ola-aloha.net/

メール   : info@ola-aloha.net 


※海にいてほとんど電話には出られないので、ジュニアライフセービングスクールやジュニアライフセービングクラブなど、お問い合わせはメールにて