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:2024/02/19 :2024/02/19

いざ、キャンプへ…!! 

と意気込んでも、キャンプ初心者が最初に悩むことのひとつが、服装。

ただ格好よく、ただ可愛くと、見た目だけで選ぶとキャンプの最中に後悔することもあります。自然の中で思いっきりキャンプを楽しむために、デザイン性&機能性を兼ね備えた服装選びのポイントを紹介します。

※参考資料/日本キャンプ協会アクティビティシート

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キャンプの服装選びで気をつけたいポイント。

(1) 動きやすい服装にすること

(2) 肌の露出を控え&脱ぎ着しやすい服装にすること

(3) 想像力を働かせて、困った事態の対策を

(4) 用途別に素材選びをすること

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(1) 動きやすい服装

非日常空間でのんびりキャンプ…と思っても、荷物の運搬・テント設営・料理の準備といった体を動かす作業がほとんどです。動きにくい服装だと、単純な作業でも疲労度が増してしまいますので、ストレッチ性のあるものや汚れてもいい服を準備することがおすすめです。

色:多少汚れても目立たないので濃い目のもの。

素材:汚れてもその場でサッと洗えて、汗をかいてもすぐ乾く、速乾性のあるもの

(2) 肌の露出を控え&脱ぎ着しやすい服装

季節を問わず、虫刺され予防や紫外線対策のため、長そで長ズボンがおススメです。ツバの広い帽子やサングラスで顔周りを守ることも大切です。ほかにも油断しがちな首周りを隠してくれる帽子もありますので、必要であれば探してみてください。

(3) 想像力を働かせて、困った事態の対策を

日中が暖かい季節でも、朝晩は冷え込みます。気象庁によれば標高が100m高くなるごとに気温が0.5〜1℃下がるとされており、所によってもっと大きな気温差が生じます。暖かい時期でもマウンテンパーカーなど、羽織れるものを準備すると良いでしょう。

雨に備えてカッパの準備も忘れずに。カッパは、雨具としての役割だけではなく、防寒着としても活用できるキャンプの必需品です。上下が分かれたセパレートタイプで、防水透湿性を備えたものは重宝します

予期せぬ怪我や転倒を防ぐために靴選びも大切です。川や海のキャンプに行く際は、自分の足のサイズにピッタリあったマリンシューズやはき古した運動靴や長靴。山へのキャンプの際は、靴底に適度な硬さと厚みがあるハイキングシューズや軽登山靴がおすすめです。

(4) 用途別に素材選びをすること

焚火をするとき、ナイロンやポリエステル素材の衣服は注意が必要です。熱に弱く、小さな火の粉があたって穴があいてしまうことがあります。火傷のリスクもありますので、難燃性の高い衣服を選びましょう!

このように、服の繊維によって異なる性質も頭に入れておいた方が良いです。

綿・麻:

肌触りが良く吸湿・吸水性に優れているが、速乾・発散性に欠けるため、汗をかいてそのままにしておくと体温を奪われます。耐熱性は比較的高い。

ナイロン・ポリエステル:

速乾性があり、強度に優れています。吸水性・吸湿性が低く、熱に弱い。

自然の中で遊ぶということは、自分の身は自分で守るという高い意識を持つことでもあります。服装から気をつけて、楽しいキャンプを始めましょう!

詳しい情報は
公益財団法人日本キャンプ協会
https://camping.or.jp/