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:2024/03/28 :2024/03/27

暖を取ったり、調理をしたり、明かりをともしたり、団らんの場を作ったりと、キャンプにおいて重要なのが焚火。映画やテレビではそこらにある木を拾ってきて簡単に火をつけたりするシーンを見るけど、実際にどうやるのかわからないという人も多いのでは。

今回は初心者向けの必要な知識とマナー・ルールをご紹介します。

必要なもの

最低限必要なものは以下のとおり。好みや習熟度によってそれぞれアイテムは変わっていきますが、まずはこのあたりからスタートしてみてください。

  1. 焚火台
  2. 火をつける道具(マッチ/ミニバーナー/ファイヤースターターなど)
  3. 焚火シート(キャンプ場の芝や地面を傷めないように)
  4. 焚きつけ材(ほぐした麻縄/フェザースティック/シェービングウッドチップなど)
  5. 手袋(軍手/焚火グローブなど、手をやけどやケガから守るため)
    ※軍手の場合は滑り止めなしのものを選んでください。滑り止め付きだと、滑り止め部分が熱で溶けてやけどする恐れがあります。
  6. 火起こし材(杉の枯葉/カットした薪/太い薪)
  7. うちわor火吹き棒
  8. 火ばさみ(焚火の火や燃えた薪が焚火台から落ちるので必要)
  9. 火消しツボ

まずはキャンプ用品を取扱う店やホームセンターなどでどういったものが売られているのか、色々と見て回ることをおすすめします。

2024年3月のとある寒い日に、当サイト「おおいたおそと時間」のキャンプイベントで火おこしを行いましたので、順を追って写真で紹介します(イベント全容は別記事で紹介します)。

全ての道具を準備して、

薪を購入。

今回はほぐした麻縄とフェザースティックにファイヤースターターで火をつける手法で焚火を行いました。焚火シートと焚火台をセットして…。

(キャンプ場によっては、芝や地面保護のため、焚火シート必須の場合もあるので、注意しましょう)

麻縄をほぐして

ほぐしたものを焚火台に置いていく

次に、ナイフ(またはナタ)とハンマー(または木の棒)でケガをしないように気を付けながら杉の板を割って(すべるのでナイフやナタを握る手には軍手をせずに)

そして木の先端を削ってふわっとした形状にしてフェザースティック作り。ナイフで杉の板を割り、そして削る。木に羽根が生えたようになったら焚火台に配置します。着火剤と薪を繋ぐ位置づけなのかな。

フェザースティックと薄い杉の板を置いて焚火台に置いてファイヤースターターで着火

火が付いたら風を送り込んで火を育てる

しっかりと火が付いたらその上から薪をくべていく。薪はしっかり乾燥されたものだと火の回りがよいのだとか。

焚火完了。

焚火が終わったら、灰はキャンプ場内の灰捨て場へ。炭は自然に還るものではないので、土に埋めたりせずに火消しツボに入れて必ず持ち帰りましょう。

 

薪のくべ方やナイフやナタの種類など、もっと詳しい情報は

公益財団法人日本キャンプ協会のホームページ
https://camping.or.jp/

をご覧ください。