冬のアウトドアアクティビティ紹介(アイススケート)

海、山、川、風、土…。自然と触れ合い遊ぶことは、「感覚を研ぎ澄ませる体験や好奇心を呼び覚ます新しい発見」をもたらしてくれ、環境や自然保護の意識も喚起してくれる。
大分県は自然に恵まれ、アクティビティも充実しているが、雪や氷といった冬の風物詩に親しむおそと時間の過ごし方はちょっと少ないのかもしれない。
そこで、今回は冬のアクティビティを体験するため、中津市山国町のコアやまくにスケートリンクへ新しい発見を探しに行ってみることにした。

大分県の県北地域に住んでいる人にはお馴染みなのだが、それ以外の地域の人になかなか知られていないのがこの施設。
毎年冬に野外に登場するこのリンクは、指定管理者コアやまくに管理運営グループによって、あらゆる社会課題をスポーツで解決するべく運営されている。(R6.12月取材時点)。

コアやまくにでは、夏はキャンプやサバイバル体験などを行い、冬は外遊びのひとつとしてスケートリンクを運営している。大分県スケート連盟の指導者による指導がワンコインで受けられたり、恐竜の着ぐるみでカーリングをするイベントが開催されたりと、滑って遊びたい人、上達したい人、楽しみたい人、どんな目的の人にも寄り添った工夫がたくさんなされている。
コアやまくにの取り組みはこちら
コアやまくにホームページ
https://coreyamakuni.com/
コアやまくに管理運営グループ公式インスタグラム
https://www.instagram.com/coreyamakuni.group/
オープン当時遊んでいた子どもは親になり、今では親子2代や3代で楽しむ人も多い。大分県内におけるスケートのちょっとした聖地になっているようだ。

リンクへ。
小さなお子様から少し年配の人まで、いろんな世代の人がリンクをスイスイ滑っている。
昔少しは滑ることが出来た気がするが…、おそるおそる氷上へ…。

うわー、だめーっ
苦戦していると多くの地元の人たちが話しかけてくれた。
かかとを少し離してハの字にする、目線は前を向き、膝を少し曲げながら、ななめ前の方向に滑るなど、態勢の構え方から体重移動、ブレードの形状までスケートのコツを教えてくれた。
ここにいる人たちはこのリンクのことが大好きなのだろう。
このリンクで楽しんでもらいたいという想いがひしひしと伝わってきた。
いろんな人と話をすると、
2歳から滑っているお子さまや、元アイスホッケー選手、子どもの頃からここで滑っていて管理運営をしている人、家族連れで楽しむ人や、お孫さんと滑りに来たおじいちゃん。






氷で滑る。たったそれだけのことなのに、やっぱり楽しい。
試行錯誤を繰り返し、なんとなく滑ることができるようになり、本日の体験は終了。
普段使わない筋肉を使い、体はギシギシに…。きついけれど、心地よい充実感。
帰り道でこんなことを考えた。気候や環境が変わるとできなくなることもあるのかな。
一人ひとりが自然を保護する意識を持つことが、小さな楽しみを守ることにつながるのだろう。