釣りが教えてくれること【03.ルールとマナー、釣り場について】
:2025/03/24
:2025/03/23

釣りをするにあたって、必要となるルールとマナーがある。
今回は、ルール、マナー、釣り場についてスポット別に紹介する。
【海・川】
釣り人のルール

- 立入禁止の場所では釣らない周囲に注意してキャスティング(投げ釣りの仕掛けを海に投げる)する
- エサを使う釣り方だとその場所を散らかしてしまうので、水かけバケツで流して帰る
- 自分のゴミは必ず持ち帰る
※漁港や砂浜で、ゴミが集まっている場所を見かけることもあると思うが、そこはゴミ捨て場ではない。波で集まったものや、それを回収するために集めているものなので、必ず持ち帰る - 船が航行中は竿を上げる
- 漁港内のロープ近くでは釣りをしない
※ロープに釣り針やルアーが引っかかり、そのままにすると、船の所有者が船を手繰り寄せる時に大ケガをする恐れがある。また、ロープを外そうと勝手に人の船に乗り込む人もいて、慣れない人がそのような作業を行うことで船の故障にもつながるため - 悪天候での釣りは行わない
- 迷惑駐車は行わない
釣り人のマナー
- 釣りOKの場所でも先の人が優先
- 先に来ている人に挨拶などの声掛けを
- 近くにトイレがない場合が多いからと、どこでもしてしまうのはNG
【川のみのルール】
釣り人のルール・マナー

- どこでも駐車しない。特に国交省管轄のポールがある場所は絶対に避けること
- 禁漁区での釣りは禁止
- 遊漁券を購入すること
※遊漁券の収入の使い道 漁協による魚の放流や産卵場の整備や河川清掃などの漁場管理によって、魚がいる豊かな川と、釣り人が楽しめる場が維持されている。一部、河川環境づくり推進事業による市町村からの補助金はあるが、各漁協は、運営費のほとんどを遊漁券収入でまかなっている。運営費用の大部分は放流費と漁場管理費に費やされている。放流活動に関しては、釣りシーズンに合わせて成魚放流を行っており、また、持続可能な自然環境維持のため、稚魚の放流活動をおこなっている。漁場管理に関しては、釣り人が安全に快適に楽しんでもらうために、ゴミの撤去や草木の伐採、入川道の整備を行っている。
【釣り場について】

堤防などの港湾は本来すべて立ち入り禁止。ルールを厳密に適用すれば、大分県内の海で釣りをして良い場所は数少ない。つまり、どこでも自由に釣りをしても良いわけではないのだ。港湾などで釣りをする場合は、あくまでも“釣りをさせてもらっている”というスタンスを忘れないように。
ルールやマナーを守らない人が増えると、環境を悪化させるだけではなく、ルールが厳しくなることによって釣り人みんなが釣りを楽しむ場所を失ってしまう可能性もある。一人ひとりの自然保護意識や、釣りをさせてもらっているという認識が重要。