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:2025/03/29 :2025/03/30

オオイタおそと時間では、過去2年の間に様々なイベントを行ってきたが、イベントを盛り上げる重要な役割を担ってくれたのが、自然観察指導員の人たち。高崎山を登った時も、鎮南山の登山の時も、キャンプイベントの時も、多くの参加者に自然の楽しみ方を教えてくれた。

記事の中では当たり前のように自然観察指導員という文字を使用していたが、具体的にどのような活動をしているのかを紹介する。

自然観察指導員の正式名称は、日本自然保護協会自然観察指導員。
日本自然保護協会は自然及びその保護に関するあらゆる活動を行っているが、自然観察指導員はその一旦を担う。

主な活動内容は、「自然観察からはじまる自然保護」を合言葉に、地域のボランティアリーダーとして、地域に根ざした自然観察会を開き、たくさんの人に自然の魅力に気づいてもらい、豊かな自然を次の世代に引き継ぎ、自然保護につなげるというもの。全国で2万9000人以上の登録者が、全国で地道な活動を続けている。

自然観察指導員講習会において得られることは以下の通り。

・自然を正しく理解し伝えるために必要な、様々な「自然のみかた」を身につけることができる。
・観察会の参加者から興味や疑問を引き出し共有・啓発するインタープリター・ファシリテーターとしての素養を身につけられる。
 ※インタープリター…自然と人との「仲介」となって自然解説を行う人物
 ※ファシリテーター…会議やグループワークなどの場で、参加者の意見をまとめ、話し合いを円滑に進める役割を担う人
・観察会で必要なリスクマネージメントの基礎知識を学べる。
・自然観察会の具体的なノウハウが学べる。

など。

自然観察会を開催する上で必要となる技術や知識を身につけられるため、これまでに500回以上が開催され、すでに約3万人の方が受講しているという。

自然観察指導員についてさらに詳しい内容はホームページで。

日本自然保護協会 https://www.nacsj.or.jp/

いつもイベントに来てくれている自然観察指導員の方に話を戻す。
自然での遊び方、草花や生物の知識、イベントに参加する子どもたちとの向き合い方など、横で聞いていても勉強になることが多い。
じっくりお話を伺えばもっと色々と知ることができるだろうと考え、取材を申し込むと、
「うちは奥さんの方がすごいよ」とのこと。
聞けば、自然観察指導員をベースに奥さんと2人で色んな活動をしているのだそう。

それではと、2人まとめての取材をお願いしてみた。

別記事:自然観察指導員と森と遊ぶ会の活動に続く