祖母山そぼさん

公開：2023/03/09 更新：2024/02/18

大分と宮崎の県境稜線上にある祖母山は日本百名山の一座として大分を代表する山である。山名の起源は神武天皇の祖母にあたる豊玉姫命をまつることによる。

豊かな自然が残っていることでも知られ、濃密な原生林の中にはニホンカモシカやウバタケニンジンなど希少な動植物が生息している。宮崎県や熊本県からも登ることができるが、大分県側にある主な登山ルートは竹田市神原からの本登山道と豊後大野市尾平からの宮原または黒金山尾根コース。どちらも往復7時間程度を要する。

山頂には三角点と並んで健男霜凝日子（たけおしもごおりひこ）社と祖母嶽神社の二つのほこらがある。遮るもののない360度の展望は圧巻で、特に祖母・傾縦走路の先にそびえる傾山の遠望は素晴らしい。神原から神掛岩を経由する小松尾根コースはバリエーションルートだが、目印やロープが整備され周回登山に使いやすくなった。

住所: 〒879-6865 大分県豊後大野市緒方町尾平鉱山
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アクセス: ▼神原（こうばる）登山口
・車/豊後竹田駅から車で35分。カーナビは入田の交差点で左折するよう指示するが、普通車でも苦労する道に入り込む。案内板のとおり右折して県道竹田五ヶ瀬線を進むのが正解
・公共交通/竹田市あいのりタクシー「カモシカ号ユネスココース」は日曜運休で要前日予約
▼尾平登山口
・車/道の駅原尻の滝から40分
・公共交通/豊後大野市あいのりタクシーで50分。土日祝日運行で要前日予約
▼白水登山口
・車/豊後竹田駅から40分