尾ノ岳おのたけ

公開：2024/01/04 更新：2024/01/04

日田市上津江町にある尾ノ岳は津江山系の最南端に位置し、なだらかな丘のような姿をした山である。付近にはオートポリスがあり、休日などは山頂でレーシングカーのエンジン音が聞こえる。

登山口はそのオートポリスから県道12号を南東に下った熊本県との県境の手前。そばには数十台は止められそうな広い駐車スペースがある。登山口から県道沿いにススキやアセビが繁茂した踏み分け道を登っていくと、わずか10分足らずで山頂に到達する。登山口からの高度差37m、距離にしておよそ250mの短い行程は、登山とは呼べないくらいお手軽だ。一等三角点のある山頂は、アセビなどの灌木が展望を一部遮っているものの、360度の展望で、九重や阿蘇、津江山地の山々を望むことができる。