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:2025/01/27 :2025/01/26

10月6日と11月17日に大分川河川敷で行われたリバーフェスタに行ってみた。

このイベントは国土交通省が行う「かわまちづくり事業」の一環として行われたイベントで、大分市では2021年から年数回ずつ行われている。

国土交通省といえば、身近なようでそうでもないような…、交通関連の何かを行っているくらいしか知識がなかったので、なぜこのようなイベントを開催しているのかを伺いに、国土交通省九州地方整備局大分河川国道事務所にお邪魔してみることに。

応対してくれたのは流域治水課の上久保さん(写真左)。
今回のイベントの仕掛け人の一人だ。

「かわまちづくり」とは、かわづくりとまちづくりを融合して作られた言葉で、全国各地の河川で取り組まれている。

地域が持つ「資源」や地域の創意に富んだ「知恵」を活かし、地域活性化や観光振興などを目的に、市町村や民間事業者、地域住民等と河川管理者が各々の取組を連携することにより「河川空間」と「まち空間」が融合した良好な空間を形成し、河川空間を活かした地域の賑わい創出を目指す取組。

自然保護の観点からも、自然そのものに関心を持つきっかけづくりのために、都市部に立ち寄られる自然があることはとても重要なことなのだ。 国土交通省は、国土の総合的かつ体系的な利用、開発及び保全、そのための社会資本の整合的な整備、交通政策の推進、気象業務の発展並びに海上の安全及び治安の確保などを担う官庁だが、自然への取組にも力を入れている。

現在、自然の再生能力を超えた自然資源の過度な利用などの行為によって進んだ自然環境の悪化を鑑み、自然と共生する社会の実現と地球環境の保全が重要な課題となっている。生態系の保全や希少種の保護のための取組を推進することはもちろん、過去に損なわれた自然を積極的に取り戻す「自然再生」によって地域の自然環境を蘇らせることが必要となっている。

平成14年12月、自然再生を総合的に推進し、生物多様性の確保を通じて自然と共生する社会を実現すること等を目的とした「自然再生推進法」が成立したことに合わせて、国土交通省では、都市公園・緑地事業、河川事業、港湾事業等の所管事業を通じて、湿地の再生、蛇行河川の復元、干潟・藻場の保全・再生、樹林地や里山の保全・再生など様々な自然再生に関する取組を地域の多様な主体の参画を得て進めている。

※自然再生推進法…「過去に損なわれた自然を積極的に取り戻すことを目的として、関係行政機関、関係地方公共団体、NPO、専門家等の地域の多様な主体が参加して、自然環境の保全し、再生し、創出し、またはその状態を維持管理すること。」と定義とした法律

国土交通省の生物多様性保全に向けた取組 – 環境
https://www.mlit.go.jp/sogoseisaku/shizen_saisei/shizen_saisei.html

自然がある環境に足を踏み入れてもらうために。

川とまちと人で賑わいを作るために。

そんな活動を伝え、啓発するために行われたのが、今回取材したおおいたかわまちリバーフェスタだ。

今年の大分川下流域でのイベントは3つ

3月  ​おおいたかわまちリバーフェスタ​お花見マルシェ
10月 ​おおいたかわまちリバーフェスタ​大分川を遊びつくせ!
11月 ​おおいたかわまちリバーフェスタ​Camping マルシェ

別の記事で10月の「大分川を遊びつくせ!」と、11月の「Camping マルシェ」のイベントについて紹介する。
 

 

おおいたかわまちリバーフェスタ2」 へ続く