
竹田市
九重連山(くじゅうれんざん)の北に位置し、九重町と久住町(現・竹田市久住町)との境にある。堂々たるその山容は、ふもとに広がる湿原とともに、九重町のシンボルになっている。
どこから眺めても三峰に見えるのが山名の由来で、連山を紹介する写真にはたいてい写っていることから、「くじゅう」と言われて三俣山をイメージする人も多い。
公式に駐車場がある最寄りの登山口は長者原。雨ヶ池を越えて坊ガツルから南峰へ両手両足をフルに使う急峻なルートを直登するか、タデ原の自然観察路、硫黄山の鉱山道路を経て諏蛾守越から取りつく。指山から北峰に上がるルートは崩落しており危険。
かつては雨ヶ池から小鍋の縁に至るルートもあったが、黒土でずるずる滑る上に浸食が進んでおり通行できなくなった。最も山頂に近い大曲登山口は、公式には駐車場はなくバス停もない。火口跡である大鍋小鍋の紅葉は大船山山頂と並び秋のくじゅうのハイライト。ピーク時はお鉢巡りをする登山客でにぎわう。夕方、西日が差すと紅葉の斜面が燃え上がるような赤に染まり息をのむ美しさ。
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